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建築化照明 -1-

空間の演出や雰囲気を決定する重要な要素となる照明
その照明演出の手法の一つ

「建築化照明」

建築化照明とは、照明器具を天井や壁に組み込み一体化させ、
建築部材そのものを照明器具のように見せる事ができる方法です。

この手法は基本的に器具が見えないように造作するため
間接照明となるので柔らかな光が広がり、
また、内装の造作から光が溢れることで空間に奥行きや立体感を得られる。
コーブ1

現在、照明の主流となっているダウンライト
ダウンライトは、ペンダントライトやシーリングライト等の照明器具を付けたくない場合などに、
小さな器具を天井に埋め込むだけで済むため、空間をスッキリさせる事ができます。
しかし、ダウンライトは床やテーブルなど水平面の明るさを取るにはとても有効ですが、
天井に光を当てる事はできません。

明るく開放的な空間を作るには、壁や天井に光を当てる事が重要となりますが、
照明器具を吊るしたくない時や窓が少ない場合に有効となるのが、
建築化照明の中でも天井に光を回す事ができる「コーブ照明」です。
天井に光を持っていく事で頭上が明るくなり、圧迫感を無くし、視覚的にも空間を広く見せる事ができます。
コーブ2※1

また、小さくコーブ照明で囲った折り上げ天井を作れば光溜まりができ、
まさに一つの照明器具のようにも演出できます。
こちらの事例は雲形に造作され、和風の内装との調和が美しくとれています。
コーブ3※2

※1、※2
写真提供:八紘管財株式会社 HP
設計担当:菊池寛明

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